2012-09-18 9月18日 独断と偏見によってアンティゴネーの魂がからめとられている。つまり、雲雀うめ美の魂もだ。私には黙って見過ごすことはできない。そんな事は耐えられない。あの演出家が作るアンティゴネーにどのような価値を見出せるのか。今、私や雲雀さんは堅固な壁に直面している壊れやすい卵だ。勝算など何処にもなく、ただ強引に押し潰されてしまうのを待っている。でも、だからこそ私はアンティゴネーを書いてきた。書かなくてはと思った。アンティゴネーのふるまい、そして愛が誰に向けられているのか。今またこの世界に問う。