ikiune diary 日々の出来事

息畝実/イキウネミノルが、その日見たり感じたことを綴ります。

10月20日

郡山に着いた。駅の前の商店街にはスーツを着た男たちが通行人に声をかけている。路上で話している若い人も多い。この辺りは繁華街のようだ。


夜の9時頃に、アパートの管理会社から留守番電話が残されていた。

至急、連絡をください」という早口の音声。

最後に家賃を払ったのがいつだったか、覚えてない。たぶん8月から払っていない。

東京に借りている部屋があったのに、福島でひとつきあまり過ごしている

もう、あの部屋に再び住むということが難しい現状にある。

 

東京、もうなんの感慨もない。

でもまだ東京にいたころは今よりましな生活をおくっていたような気もする。

もう戻れない。

誰も私の行動やこの気持ちを分かってくれる者はいないだろう。

それでいい。

 

 一ヶ月前に、いつものように、外に出かける感じで部屋を出た。留守電を聞いてそのときのことを思いだした。

今は電気とガスは止まっている。郵便物も溜まっているかもしれない。

 

雲雀さんは いつもどうり新宿にいるのだろうか。

今の私の姿を雲雀さんに見られたくはないけど。

もう会えないのかと思うと恋しくなりもする。

 

まだ泊まるところが決まってない。今夜はどこもいっぱいらしい。

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