ikiune diary 日々の出来事

息畝実/イキウネミノルが、その日見たり感じたことを綴ります。

10月21日

休めそうな場所を探していると、駅から少し離れたところにカラオケボックスがあったので、そこに入り5時まで寝る。かえって疲れた気がした。肩が凝って痛い。頭が重い。

外に出ると寒かった。

 

暖房のきいた駅の構内の椅子に座り、バスの始発までの時間が過ぎるのを待つ。

しばらくすると、となりに白いシャツに作業服のズボンを履いた中年の男と30代か40代くらいの私服の男がやってきて紙パックの酒を飲みながら仕事について談笑をはじめた。

半分眠りながらも話が聞こえてきた。

二人は久しぶりに再会したらしい。お互いの近況などを語り合い出し、その後お金の話や共通の知人が今どうなっているか、という話題に移っていった。若い方の男が中年の男にこの前、初犯がついちゃってと相談しているのが聞こえてきた。

中年の男性の方は何回もくしゃみをしていた。

 

二人の会話が気にならなくなった頃に、私もくしゃみをしてしまった。

すると中年の男性が「うつったね。ごめん!」と大きな声で声をかけてきた。

私は相手の顔も見ずにとっさに大丈夫ですと答えた。

二人はまた話だして、しばらくして去っていった。

バスに乗っているとき、私はあの男たちのことを考えた。

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