2012-09-30 9月29日 私は南相馬の海辺を歩く。 陽射しをまともにうける。漂流したものが砂浜にうちあがっている。 背後には草が生茂っていて、所々に大きな水溜りがある。堤防には私と親子2人がいた。高く激しい波がブロックに当たり白い波飛沫があがっていた。 アンティゴネーのことを考えると、やはりあの人の顔が浮かぶ。アンティゴネーはこの海を渡っていく。海岸沿いを歩いて、今なぜ自分が福島にいるのか、その理由が分かった気がした。